10.04.2022

雑談。 また植栽の話。


先週後半から行き帰りの道中、不審者の動きをしている。今の部屋には昨年引っ越してきて以来外に出る時はマスクをかっちりしたまま生活をしていた。最近は道では外している事が多いので去年は気づきにくかった近所の金木犀のにおいがぷんぷん。(目の不自由なかたが匂いの情報も頼りに歩いていると聞いた事があるから花の香りも居場所の情報源、さぞかしマスク生活は不便だろう、なんて考える。)


金木犀は『どうだ!』と言わんばかりにぐいぐいくるので香りというよりにおいという言葉のほうがしっくりくる気がする。昔、実家に一本うわっていたのを思い出す。あの頃はトイレの芳香剤みたいで好きじゃないと思っていたのに。(若い人にはわからないですね、ごめんなさい)

毎日仕事帰りの夜道を鼻をフガフガ路地をキョロキョロしながら歩く。人の家の植栽を見て歩くのが好きで、桜ならここ、薔薇が多い通りはあそこ、ドウダンツツジの生垣はあの辺りで、ミモザ、サルスベリ、木香薔薇。捕まるんじゃないかというレベルでチェックしており、ここに金木犀を追加すべくにおいの元をたどって歩く。強烈なれど時期は短い、花が終わると嘘みたいに地味な木になってしまうから、見つけるのに必死。

昨日の昼間は夜の記憶を頼りにあたりをつけた場所をゆっくり探索。オレンジの小花がたくさんついている木を5本は見つけて大満足だった。あっという間にもう匂いは少なくなっている。儚いな。お互い元気で、また来年。