3.18.2022

雑談


15〜20年位は前の事だと思う。お洒落な家具屋が立ち並ぶ目黒通りにあった雑貨のお店で、凄いものを見た。『埃(ほこり)で出来たブローチ』

埃っぽく見えるキャラクター商品でもない、まごう事なき、埃の塊、5センチ位のゴミがフェルトにくっつけられて裏に留め具が付いていた。実際は埃っぽく作られたものかもしれない。少し赤い糸くずが混ざったものだったと記憶してる。さすがに赤い糸は意図的に混ぜたのかも。糸は意図的に。

15年以上たった今でも忘れていない、もちろん買わなかったけど。価値の無い物にお金を払うって何欲を満たすの?物の価値ってなんだろうなぁ、と考えさせられた。

生きるのに必要な物は本当はとても少ない事には気づいてはいる。けれど必要ないもの(私の場合ほぼ甘い食べ物)買わずにいられない。人間らしくていいじゃない、なんて言い訳をしながら。

心が満たされていたら、欲しいものは生きるのに必要な物だけになるのかもしれない。どこぞの国の大統領も、心が満たされていたら隣の国を侵略しようなんて思わないのだろう、美味しいピロシキではきっともう満足できないんだ。朝目覚めて生きてる事に感謝、とまでは思えないけれど、たい焼きで満たされる今の自分で良かったなぁと心から思う。みんなが小さな欲求をちょっとずつ満たして、世界平和。


寒の戻りにもほどがある、身体中の関節がヒィーーと言っているのを感じます。暇なのでこんなブログを書く余裕まで今日はあります。当店のスコーンがお金を払ってでも買う物かどうかについては、考えないようにしておきます。